5マイルバンパーが装着された左ハンドル仕様のこの280Z に搭載されているのは、2753㏄のL28型エンジンのインジェクション仕様。
キャブじゃないインジェクションの良さでエンジンは一発始動!メーターの走行距離は1万4000マイルとなっているけど、実際の走行距離は不明。けれど調子の良さからいくと、走っていても6万~10万キロ程度じゃないだろうか。
エンジンルームは前オーナーが防錆ブラック塗装していたのでそのまま。エンジン自体はまったく問題なく調子いい。補機類やホース類もキレイで、メッキのカムカバーが映える。
ボディの程度は旧車のカリスマ、スターロードの井上社長が「見たことないくらいの極上車」と保証。ボディの塗装面にはかすかなキズがところどころにあるが、エンジン快調、室内のダッシュボードは、周辺にもまったくヒビ割れが無いし、シートは新品同様に張替えられている。
下回りは流石に40年の経年変化はあるが、シャシーやサスペンション、デフ、シャフトなどに大きな傷みはなく、日常走行に問題ない。
フロントサスペンションはストラットケースはそのままながら、コイル/ ダンパーは強化品に交換されている。
室内はダッシュボードやセンターコンソール、ドア内張など、ほぼ新車時並みの状態。左右シートだけは貼り直してイエローのステッチ入りだ。
リヤラゲッジのカバーも状態は良く、スペアタイヤやツール、ジャッキなども完備!!
160/70-14のピレリP7タイヤに鉄チンホイール+カバーは、ワイドタイヤでかっこいアルミを選ぼうと思ったが、最近はオリジナル・ブームということから、あえてオリジナルのまま残してある。
「本来ならすべてバラして完全にレストアしたほうがいいだろうが、フルレストアすると1000万オーバーの超バカ値になってしまうから、この程度の仕上げが現実的に手に入れられる価格で、いつも走らせてくれる人にピッタリだろうね」とDai。